レーザーによる近視治療

目にレーザーを照射し、近視治療をする方法が一般的になってきています。レーシックと呼ばれているレーザー治療法です。最近では、近視の治療だけでなく、遠視や乱視などもレーシックで治療できるようです。このレーザーによる近視治療法ですが、どのように行なわれるのかというと、角膜を薄くはがし、眼球にレーザーを照射し、目の屈折異常を正常に戻し、はがした角膜を元に戻すという順で行なわれます。角膜をはがすとか、眼球にレーザーを照射するとかきくと、思わず顔をしかめてしまう方もいるかもしれません。確かに、文章だけ見ると確かにホラーな感じがします。私は、スタンリーキューブリックの時計仕掛けのオレンジ（ホラーではありませんが・・・）という映画を思い出しました。しかし、実際にレーザーによる近視治療を受けた方などの話によると、もっと簡単にちゃちゃちゃと終わってしまうもののようなのです。

レーザーによる近視治療の流れの詳細は、まず、レーシックを受ける眼科やクリニックを予約します。そして、事前の検診を受けます。ここで、レーザーによる近視治療が可能かどうかということや、目の状態をチェックします。事前の検診の数週間前からコンタクトは禁止になります。この検診の際にインフォームドコンセントをしっかりと受けて、レーシックに対する不安などを解消しておくといいようです。その後、レーシックによるレーザー治療が行なわれます。最新の機械に顔を固定し、点眼麻酔をし、レーシック手術を受けることになります。手術時間は20分程度だそうです。比較的あっという間に終わってしますようです。また、気になるのは痛みですね。麻酔の効果もあり、レーシックについていえば、痛みはほとんどないそうです。術後に痛むということもまずないようです。ただし、術後は角膜が安定していないこともあり、絶対に目に触れてはいけないとのことです。数日は、目を保護するゴーグルを装着して生活することになります。

レーシックは外科的な手術という位置づけではありますが、入院などの必要がありません。これもレーシックが一般的に普及してきた要因のひとつとも考えられています。レーザー治療を受けて、近視治療をし、その日のうちに家に帰れるのです。入浴などの制限はありますし、安静にはしなければなりませんが、それでも、入院のストレスに比べればずいぶんと負担は軽いのではないでしょうか。レーシックによる近視治療では、副作用や後遺症はもちろん、失敗したという話も最近はありません。最新の技術が導入されており、実績豊富なクリニックで受ければ、９９％近視は回復します。コンタクトやメガネが煩わしい方や、スポーツをしたい方など、レーザーによる近視治療を受けてみるといいのではないでしょうか。